「逆風」の強さ肌で感じ「参院の乱」…検証3(読売新聞)

 「ビラも受け取ってもらえない」

 「目の前で名刺を破られた」

 5月30日夜、民主党の高嶋良充参院幹事長の携帯電話に、地元での活動に奔走する参院選候補たちの悲鳴が続々と寄せられた。

 「これじゃあ、みんな討ち死にですよ」

 高嶋が輿石に伝えた。それが、「鳩山降ろし」へと輿石が突き動かされていく原動力となった。輿石自身も改選を迎える。「逆風」の強さは肌で感じていた。

 31日の3者会談で輿石は鳩山に「社民党抜きでは選挙だって、国会運営だって厳しい。郵政改革法案だって、廃案になりかねない」と訴えた。翌1日の2度目の会談では、語気鋭く「参院ではあなたの問責決議案だって可決しかねない情勢だ」と伝えた。

 2度目の3者会談は約30分。そのほとんどの時間を輿石が一方的にまくし立てる展開となった。

 輿石らによる「参院の乱」によって、鳩山が辞任を表明した2日夜。輿石、高嶋ら参院幹部は東京都内にある、輿石のなじみの居酒屋で酒を酌み交わした。出席者の一人は「まだおめでとうじゃない」と、鳩山の辞任の影響がどの程度のものになるか、測りかねる様子で不安を口にした。(敬称略、肩書は当時)

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